ライブロックテクノロジーズ ブログ

2021年10月31日 ライブロックテクノロジーズ

この投稿は、SORACOM Arc ビジネスコンテストの応募記事です。

当記事で説明している内容 - 特に実現手段は、十分な検証がとれた事柄のみを取り上げているわけではなく、
今後実現しうるソリューションの便益を説明するための参考情報に留まります。したがって、今後の実現局面では詳細が再検討・変更されることがあります。

 

要約: Coral Edge と SORACOM Arc で何ができるのか? – 屋外カメラシステムでの例

顧客(屋外での監視カメラシステムを構築・設置しようとしている事業主体を想定しています)の
統合・設置要件に特化したキッティングサーバー/サービスを導入することで
1) 設置工事に派遣する要員要件が緩和されることで、工事費用のコストダウンが図れる
2) 設置工事の作業時間を削減し、作業ミスによる事故を減らすことができる

 

背景

Coral Edge のオールインワンモデル(Coral Edge Box、Coral Edge Middle)は、
屋外監視カメラ案件で多く受け容れられています。

顧客による、工事事前/別ロケーションでのインテグレーション(パッケージングや、配線、キッティング、
ネットワークやアプリケーションの動作確認)を前提とした Coral Edge シリーズとは異なり、
屋外監視カメラ案件では、少ロットで顧客に購入されることが多く、
現地設置までのリードタイムが短く、設置現場で機材・資材を合流させ、
設定や調整までをおこなう案件への適用も多いです。

これら案件に導入するシステムの難しさを表にまとめました。

解決策

このたび SORACOM より発表された Arc は、
一般に SIMを装填してセルラー回線を用いインターネットゲートウェイとして運用される Coral Edge シリーズにとっては、
イーサネットインタフェースを用い副次的に SORACOM 閉域網 ひいてはインターネットへのアクセスする手段となります
このことは、カメラシステムの導入でしばしばおこなわれる「現地でのキッティング」において、接続性の問題を解決する上で強力な武器となることを考えました。

 

従来では、設置場所現地に持ち込まれる、カメラシステムはあくまで「キッティング済」であり、
SIM やネットワーク設定を現地で変更することは考慮されません。
しかし、実際にはカメラを設置してみての設定変更であったり、
現地で初めて 機材とSIMを結合したり、
現地で発覚するモバイル接続性の問題解決のために、キッティング済みの設定を「壊して」調整するケースは往々にしてあります。

 

SORACOM Arc により本番回線とは別の、キッティングのためのインターネットアクセスを得、そのうえで
物理的なロケーションの違いによらず利用できるキッティング機能を構築すれば、
時間的・道具的・調達上の制約から難易度が高くなりがちな「現地でのキッティング」をもっと簡単に、
手戻りなく達成することができるものと考えています。

 

詳細は割愛しますが、Coral Edge ではこの「現地でのキッティング」を実現するための下地を備えております。
ご興味のある事業者の方は、ぜひライブロックテクノロジーズにお声がけください。

 

 


図中で使用しているアイコンのクレジット

Icons made by Freepik from www.flaticon.com
Icons made by Pause08 from www.flaticon.com
Icons made by Those Icons from www.flaticon.com
Icons made by xnimrodx from www.flaticon.com
TOP

お問い合わせ

製品についてのご質問等、
お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム